一方、小学校5年生以降になったら(特に、中学受験を目指す場合には)、暗記中心の『知識のインプット』を目的とする勉強方法だけでは太刀打ちできません。 お子さまの成績が伸び悩んでいるのは、暗記メインの勉強方法に偏っていることが原因かもしれません。 小学校高学年以降で必要となってくる勉強方法とは、 1)今までに習得してきた知識を、どう組み合わせて目の前の新しい問題を解答すればよいか、という「知識の組合せ方」「知識の使い方」を『考える』勉強方法 になります。 もちろん、高学年になっても漢字や言葉、社会や理科の用語暗記は必要ですから、暗記メインの勉強方法は、そういった場合には適した方法です。 しかし、その方法は、初見の問題に対して、その問題文を読み、解き、答えを導いていけるような力をつけるための勉強方法としては適していません。 復習テストで点数が取れるのは、授業で解いた問題がそのまま復習テストに出ることが多いので、その問題の内容と解き方を覚えておけば、良い点数がとれます。 一方、実力テストでは、授業で解いたことのない、初見の問題が出ます。 実力テストでも良い点数を取れるようにするための対策として効果的なのは、テストの結果にちゃんと向き合うこと、合っていた問題と間違えた問題を分け、間違えた理由を分析し、解き直すことです。 不正解だった問題に対して、自分はどう解こうとしたのか、正解はどういう解き方だったのか、どこに知識のヌケやアナがあって正答できなかったのか、授業で学んだ知識・解き方をどう利用して解けばよかったのか、それをきちんと分析します。 そして、次に似たような問題が出たら○○に着目して解けばいいのか、という解き方の鍵やポイントを押さえます。 テストの復習、解き直しはとても大切です。 しかし、テストの復習や解き直しを嫌がるお子さまも多いですし、お子さまひとりでは有効的な復習・解き直しをするのは難しいといえます。 小学校高学年になったら、勉強法が変わる(増える)、という事実を知っておいてくださいね。 私、富都野日穂理は、テストの結果や授業の復習・宿題の状況、ノートの取り方などから、お子さまがどこにつまずきがあるのか、どこにモレ・ヌケ・アナがあるのか、弱点を見抜き、効果的な復習をお子さまと一緒に行います。 |