S.Kくんとお母さま(滝中学校合格)
S.Kくんとお母さま(滝中学校合格)2015年度
2015年度合格体験談 滝中学校合格 S・Kくんとお母さま
「S.Kくんは、2015年度の中学入試で見事、滝中学校に合格しました。現在は、ソフトテニス部に入部し、学業と部活を両立させながら友達と楽しい滝中LIFEを満喫しています。」
富都野:私の指導が始まる前にどんな教育サービスを受けていましたか?
母:3年生の4月から日能研に通い始めました。
家庭教師の先生は、3年生の2月、4年生になるタイミングで、全然できなかったので。
全然勉強しないから・・・コツコツやらないし。
富都野:宿題は?
母:宿題もおぼつかなかった・・・ですね。だから4年になってAクラスにさがっちゃった。
3年生のときは、MでもAでも良いよと言われて、
今はどちらでもやることは同じだと言うことで曜日の関係でAクラスを選んでいました。
でも、塾は週1回で勉強も全然せず、カリテも評価が5や6ばっかりだったから、
4年になったらAクラスに確定しちゃいました。
これはまずい、と思って4年生のスタートから家庭教師をつけました。
富都野:それで家庭教師をつけられたのですね。
母:家庭教師はトライさんにお願いしました。家庭教師といえばトライしか頭に浮かばなかったので。
先生は学生さんで、名市大の薬学部の男の先生で良い子だったのですが、
このKを扱えなかったというか。
Kは言っても「やだ」とか言ってやらないから、いつもけんかになっちゃって、
最後の方は、お互い怒鳴り声しか聞こえなくって。
成績も、Mには上がったけど・・・。
富都野:このときは、何をみてもらっていたのですか?
母:このときは算数だけ。カリテの直しもやってなかったですね。授業のフォローをしてもらっていただけ。
子:そんなに声すごかった?
母:それはスゴイ声で、「てめぇ」とかバカ以上の・・・(笑)。
でもKには全然響かず・・・これでは意味ないなと。
そんなときに、先生を紹介されました。
富都野:その先生を断って、私に?
母:そうです。喧嘩ばかりだし・・・という理由で。
他には、学生さんだからサークルとかで曜日の都合がつきにくくて。
私はKの算数の授業に合わせて曜日を調整したかったのに、先生の都合とあわなくって。
子:なんで学生にしたの?
母:さぁ。一応私立受験コースだったけどね。
富都野:何歳くらいの先生でしたか?
母:20歳は超えていたかな・・・大学3年生と言っていたかな。
6年生までだからKと一緒だねって言っていました。
就活もあるって言っていたので、それもどうかなとちょっと氣になっていました。
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富都野:では、その当時、一番悩んでいたことといえば?
母:勉強やらないこと、態度が悪い、分からないからやりたくないとか・・・。
子:普通の先生だったら僕扱えないの?
母:そうだろうね。
富都野:Kくんとその先生は何が合わなかったんでしょうね?
子:やりたくないオーラが炸裂してた!
母:そうですね、Kのやりたくない気持ちかな。
先生もやる気にさせることが出来なくって、最後はすみません、みたいな。
先生も心が折れちゃったのかもしれません。
富都野:私の他にも先生を検討されていましたか?
母:いえ、なんか変えたりするのが苦手で、断るのを悪いと思っていたので・・・。
だけど、紹介してくれた方が、「富都野先生はすごく良かったから、そんな状況なら1回試したら」と
背中を押してくれたのが大きかったです。
悪い先生なら断りやすいけど、良い子だったから余計に断りづらくて。
子:だって僕が悪かったんだもんね。
母:そう!よく分かっているね。
だからその先生には済まないことをしたと思っています。
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富都野:家庭教師が私に変わって何か変化しましたか?
子:してません!(笑)
母:Kの態度は変わってないけど、私自身がとても楽になりました。
こんなKだけど先生が何とかしてくれる、みたい気持ちが私の中にできた。
子:そうそう。
だから、お母さんがあんまり怒らなくなったんだよ。おかげで僕もストレスが減ったんだって。(笑)
母:先生の前では怒っていたけどね。
富都野:精神的な負担が減った感じでしょうか?
母・子:減った減った!
富都野:具体的に変化や変化のきっかけとかありますか?
母:入試が近づいている頃、そのときもやりたくないからと一問二問しかやらないことがありましたよね。
(できるからやりたくないと言うなら)
まず私の前で解いてみてと解かせてみたらやっぱりできなくて。
Kは逆上して大泣きしたけど、
先生がその一問をできるまでみてくれて最後までやりきれたことが
壁超えるきっかけになった気がします。
子:確かにそこから変わった気がする。力がついたね。
母:そのことをきっかけに、最後まで諦めずに解き通すことが出来るようになった気がします。
それまでは、「はい、わからん」みたいにすぐ投げ出していたけど、
泣いてでもやり通せたことがすごくよかったのかな。
子:進歩した。
母:ホント、受験直前ですけどね(笑)
子:受験のプレッシャーがあったんだって。
だからドラえもん見るしかなかったんだって。対処法で(笑)
富都野:私の指導や塾がないときは、ドラえもん(笑)?
母:テレビもゲームも動画も見たいものややりたいものはすべてやっていましたね。
先生に預かってもらったDSを我慢したくらい。
子:かわりにスマホゲームやってたけどね(笑)
母:結局、いたちごっこでしたね。
ほかの子に比べたら本当に勉強しなかったよね。
ファイナルチェックテストでは全落ちを覚悟しましたし。
子:勉強時間なんて関係ないよ。
富都野:そうすると、何が受験の勝因だったのでしょうか?私の指導で何がよかったですか?
母:先生がいなかったら、無理なんじゃない?(笑)
受験やめていたんじゃないかな。
子:笑
母:先生がいなければ、もうすべてを投げ出していたと思います。
でも、先生がKくんは本当は頭が良い子だと言ってくれていたから
それならもうちょっと続けてみようという・・・(笑)
子:算数の成績が上がったんだって。
それまで本当は算数なんて好きじゃなかったんだって。
母:そう。わからなくてやりたくないところをやるようになったんじゃない?
子:うん、それまではなるべく避けとったんだって。
母:やりたくないことはやらない!が徹底しているので、
無理にやらせるとけんかになっちゃうけど、
なんだかんだ徹底的に先生にやってもらえた。
先生のおかけで嫌いなことも取り組めるようになったかな。
子:うん、がんばった。
母:Kのようにやらない子を何とかやらせることができたのが、先生なのかな。
子:だから、これからはもっとやっかいな子が来るよ(笑)
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富都野:志望校合格に向けて不安だったことはなんですか?
母:やっているつもりなのに、カリテや公開模試の成績が思うように取れなかったことですね。
その成績を見てKが荒れるので、その姿を見るのが辛かったです。
富都野:Kくんが辛かったのは何かな?
子:ゲームができない・・・うそうそ。
ホントはね、受かるかどうかの不安。ちゃんと勉強やっとったのに。
母:親から見ると全然やっているようには・・・(笑)
成績を通してできない自分を目の当たりにするのが辛いのか、思いの外荒れましたね。
子:うん、辛かった。ちゃんとやっていたのに。
妹:(ここで妹さん登場)
え、遊んでたじゃん。(笑)
富都野:私がいることで、そういう不安が解消されたり、助けになったりしたことはありましたか?
妹:先生が居てくれると、怒られない。(笑)
母:先生がいたら何とかなる、という安心感が一番大きいです。
もう丸投げみたいな。荒れた状態でもいいですか、みたいな(笑)
それができたのが良かったです(笑)
母:それに加えて、一問でも二問でもやってくれるから全く触れないということもなかったし。
母:それと、先生は、模試の結果も問題ない、本番で結果が出れば良いということをずっと言ってくれていた。
それが、実際に本当だったことがわかった。
ずっと合格可能性が「志望校再検討」で、その成績からの合格だったので。
母:今は、合否判定はデータでしかないんだなということがよく分かる。
でも、受験勉強中はどうしてもそれに一喜一憂してしまっていたから、先生の言葉は拠り所でした。
富都野:Kくんは、私の指導について感想はどうですか?
子:楽しかった。
母:どう楽しかったのか、ちゃんと言って。
子:勉強のやり方。塾の先生とやり方が合ってて良かった。
あとね、算数の力が目覚めたんだって。
算数の力って言うのはね、文章問題もすぐ解き方が分かるようになったんだって。
富都野:なるほど。
お母さんから見て、指導を受けた感想は?
母:繰り返しやり直してくれるのがよかったです。
家族だと厳しいけれど、先生だとKは嫌々でも取り組んでくれるから、なんだかんだで身についたのが良かったですね。
富都野:こうして欲しかった、という要望や不満はありませんでしたか?
母:ないです。
ホント、全面的に信頼できる先生に会えたから、このまま医学部に連れて行ってと言う感じ(笑)
丸投げで(笑)
富都野:他の人に私を勧めてくださるとしたら?
母:とにかく「親の面倒をみてくれて、Kのような厄介な子にも諦めずに向かい合ってくれるから
きっと見捨てられないで導いてくれるよ」。これに限りますね。
子:僕ほど厄介な子はいないよ。
母:そうだね(笑)
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富都野:最後に、これだけはみんなに伝えたい、言っておきたいということはありますか。
母:最後まで諦めないことですね。
富都野:受験を通してお母さまが成長したこと、悟ったことはありますか。お子さんに対する思いとか。
母:Kは、意外にもK自身のことや状況を冷静に客観的に見ているんだなということが分かりました。
入試のときも平常心だったようだし。
母:また、偏差値で志望校を決めないでほしいということでしょうか。
富都野:Kくんはみんなに伝えたいことがありますか?
子:諦めずにがんばること。目標に向かって。
偏差値を無視すること。
偏差値のせいでエライ目にあったよ。ホント、関係なかった。
普段のカリテは、評価を気にして緊張しすぎた。
富都野:Kくん、後輩に対してのアドバイスは?
子:算数がんばれ。焦らず問題文を読むこと。
計算は大事。
母:そうですそうです、1月入ってから(イヤな)計算を毎日起きたら5題くらいやるようになって。
そうしたら、計算問題を落とさなくなったんですよ。
富都野:それはすごい!
富都野:他にはある?
子:分からん。
母:親の言うことを良く聞く、ということじゃない?(笑)
子:えーっ。