中学受験!ライバルに差をつける夏休み勉強法として、毎日コツコツ勉強したい計算問題・一行題。なぜ毎日勉強する必要があるのでしょうか。その理由は・・・
中学受験!ライバルに差をつける夏休み勉強法12~計算・一行題の学習法(1)
こんにちは。中学受験専門家庭教師の富都野日穂理です。
今日から、算数の計算・一行題の学習法についてお伝えしていきます。
中学受験の進学塾の多くが、夏休みの宿題として、
計算や一行題の学習を課します。
ここでいう「計算問題」とは、例えば
(1) 117-27÷{30-(60-14×4)}=
(2) {0.73+(1/4)}÷0.5+3.6×{3+(3/7)}=
といった整数、分数、小数の単純な四則混合計算、
(3) (□×7.5-0.7÷1.4)÷(2/5)-{1+(3/8)}÷5.5=9/7
といったような、□に当てはまる数値を求める計算、
(4) 2500mL×300cm3-0.45L÷3=□dL
(5) 0.33時間=□分□秒
といったような、単位を揃える計算、
(6) 0.24×15+24÷3.9-0.12×56+0.024=
(7) 12.34+23.45+34.56+45.67+56.78+67.89+78.91+89.12+91.23=
といったような、計算を楽に行うための「工夫」を問う計算、等々
様々な計算問題があります。
「一行題」とは、例えば
(8) 1日に13秒進んでしまう時計があります。この時計は□日後には8分進んでしまいます。
(9) 1から200までの整数のうち、3または4で割り切れる整数は全部で□個あります。
(10) 6%の食塩水400gと8%の食塩水100gを混ぜると何%の食塩水になりますか。
といった、1行程度の問題文からなる問題で、
その単元の最も基本といえる問題を言います。
塾で宿題になる計算問題や一行題は、
九九ができて、計算のルール(※)さえ間違えなければ、
足す、引く、掛ける、割るといった計算自体は難しくありません。
一行題で問われる内容も、初歩的なレベルです。
ですから、たいていのお子さまなら、時間をかけてゆっくり解けば満点を取れます。
しかし、多くのお子さまができるものであるにもかかわらず、
塾では毎日やるように言われます。
なぜでしょうか。
それは、算数には、このような基本問題を
正確に、素早く、解く力が必要だからです。
そして、
その力を養うには、継続的に訓練する必要があるからです。
正確に 早く
これがとても大事なのです。
計算や一行題は面倒くさいと嫌がるお子さまが多いのですが、
そのお子さまが、よく言うセリフ
「これくらい、僕はできるからやらなくても大丈夫だよ」
という言葉を、
お父さまお母さまは、決して鵜呑みにしてはいけません 😎 😎
(※)計算のルールとは、例えば、
「()の中から先に計算する」「かけ算割り算は足し算引き算より先に計算する」
等のルールのことです。
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